スペース配置の導線を一切考えていなかった

スペース配置は、混雑した場合一般参加者列が他のサークルの頒布を妨害しないようどう流すか、入り口からどう人が流れていくかを考慮した上で決めるべきものです。
一般参加者の見込みがきわめて少ない場合を除いて、「導線を考えて配置する」のは暗黙の了解と考えていいと思います。



これに関しては、中山さまご本人がmixi内で「世界地図状に配置したかった」「導線を考慮していない」という旨の発言をされているそうです。
通常、スペース配置は、参加サークルの搬入数やこれまでの頒布経歴を参考に「列が出来て通路を塞がない」「列が出来たときに他のサークルの頒布妨害にならないように流す」ことなどを念頭において机の場所を決め、カップリングや傾向ごとに分類してなるべく一カ所に同じ傾向のサークルが集まるように配置するものです。
第一に、列を流す事を考えずに配置すると、当日列が出来た時に通路を塞いでしまい、参加者に大回りさせてしまう、最悪の場合は会場が分断されて会場の反対側に位置するサークルへいけない、ということが起こるからです。
第二には、流し方を考慮せずに配置してしまうと、列を通路を分断しないように流したために他のスペースの前に並べる事になり、そのスペースのサークルの頒布を妨害してしまうからです。
第三に、入り口からどう人が流れていくか念頭に置かずに配置すると、待機列の先頭付近に列のできやすいサークルなどがあったばあい、入場後の一般参加者がそのサークルの前で足を止め、渋滞を引き起こしかねないからです。
Get the World !では、列形成を考慮していないとおぼしき、コスプレゾーンに大きくスペースを取った配置をしており、また会場奥に一列に列の出来やすいサークルを集めていたにも関わらず、その列に面しているコスプレゾーンに待機列を形成し、列が出来ている中へ、きちんとした誘導指示もなく一般参加者「前へ進むように」という指示だけで入場させました。
当日私が見た限りですが、目の前に購入待機の列がある状態で「前へ進んで入場するように」と言われても、入場しようがありません。目の前が列で塞がれているのですから。
結果、列の間に割り込む形でしか入場できず、購入待機の列に並んでいる人も入場する人もかなり気まずかったと思います。